マニュアル屋の随想
もの補助のタイトル
恐縮です。
工場の設備投資を後押しする「ものづくり補助金」は中小中堅企業様にとって大きなアドバンテージを運んできてくれる存在だと思います。
そこで、このブログの場では、長年に渡り蓄積した私の頭の中にある岐阜尾張における「ものづくり補助金」の考え方を備忘しようと思います。
私自身の備忘ながら、何かしら、あなたのお役に立てることがあれば、私も嬉しく思うのでございます。
さて、
ものづくり補助金の書き方について、これから連続して書いていこうと思います。
もの補助の事業計画書に記載するべき内容は、多岐に渡ります。
まずは、タイトル(30文字以内)と事業概要(100文字以内)というワクがあり、これを記載する必要があります。
私がご支援させていただく場合は、ストーリーを作った後で、一言でストーリーを言い表し、審査員の方に興味を引苦ことができる内容を作り込みます。
そのために、私が自身に課しているルールとして、
「タイトルは必ず30文字で書く!」
というのがあります。
29文字でも31文字でもNGです。
必ず30文字で作り込みます。
なぜかと言いますと、タイトルを簡単に付けるという方もいらっしゃるでしょうが、基本的には精査が必要であると考えます。
この「以内」がくせもので、15文字でも25文字でも「以内」であるため、次へ進んでしまいがちになるのではないでしょうか。
また、33文字であったとしても、OKを出して次に行ってしまうのではないでしょうか。
それでは、内容がぬるくなっている可能性があります。
30文字以内かどうかは、Shiftキーを押しながら、タイトルの文字全体を選択することで、下に文字数が表示されます。
タイトルは立て付けがあり、私は「〇〇が求められる〇〇の〇〇化」みたいな感じで30文字丁度で作ります。
例えば、「短納期が求められるワイヤハーネス部品における生産体制の高度化」(30字)みたいな感じですかね。
短納期化・業界初の・高精度化・高度化・超微小・内製化・超硬・難加工材料・超精密・鏡面加工・高面粗度
御社工場の「凄さ」を表すキーワードを盛り込まれるといいでしょう。
そして、100字の概要も同じです。
100文字丁度で記載します。「、」や「。」も一時にカウントします。100時丁度になるまで、前には進めずストーリーに沿って記載を進めることになります。
この100文字の構成は私の場合、
(1)現在の背景・問題点(国際情勢・対象市場の動向等)
(2)導入する機械は何か?
(3)何の機械を導入して何をするのか?
(4)現在の背景・問題点が消滅すれば、御社・取引先にはどのような影響が及ぶでしょうか。
この(1)~(4)をご参考にしていただき、100字の事業概要を挑んでみてはいかがでしょうか。
多くのもの補助ライターの方々はタイトルを決めたら、すぐに本文を書き始めます。
私もそうですが、この30字と100字の事業概要は先に決めたものが実際の内容とは違う・・・ということが往々にしてあります。
なので、もの補助全体の記載を終えた後で、最終最後のチェックとしてタイトルと30字のタイトルと100字の事業概要はもう一度見直してみるといいでしょう。
そのようにすれば、記載の矛盾に気付きやすくなってしまうでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
当ブログは私自身の備忘に過ぎませんが、あなたにとって何かしらお役に立てていれば幸いです。
あなたと次もご縁がありますことをお祈り申し上げます。
2019.12.07 書き方,補助金申請書作成支援